シリーズ・沖縄の基地を視る(84)

海自大型艦も出入りするホワイトビーチ


ホワイトビーチ沖に停泊中の掃海母艦ぶんご (07.11.12 撮影)

海自の艦船がホワイトビーチを使用することも多い。特に沖縄基地隊が使う掃海艇の係留地などとして港湾施設用地15万平米が72年の 沖縄返還以降、地位協定 2-4-a に基づき共同使用されている。

日米合同演習が沖縄近海を舞台に行われるとき、ホワイトビーチの桟橋やその沖合いに、日米の軍艦が集結することがある。
11月中旬のホワイトビーチは、海自の基地かと錯覚するくらい、自衛隊の艦艇の停泊が目立った。

11月10日と12日に掃海母艦「ぶんご」がホワイトビーチに沖どまりしているのが確認された。「ぶんご」は5月の辺野古海底 への調査機器設置を支援するために、沖縄近海に派遣されたとのうわさが流れた艦だ。
当時、どこの報道機関も沖縄近海に「ぶんご」がいる映像を撮ることはなかった。それ以降、おそらく初めて「ぶんご」の沖縄海域への 登場ではないだろうか。

横須賀・長浦港を定係港とする掃海艦「はちじょう」も海軍岸壁に停泊していた。21日から4日間行われた志布志湾での掃海訓練に 加わる前段の動きで、訓練参加艦の一部がホワイトビーチに集結した。

ヘリ空母と翌似たシルエットの海自輸送艦「おおすみ」も、11月15日に沖合い停泊、その後出港、そして翌16日にホワイトビーチの 海軍岸壁に接岸した。
16日まで沖縄東方海域で行われた日米合同演習に関連した動きだと推定される。翌17日には「おおすみ」は姿を消し、米軍の戦闘 補給艦サンノゼが海軍桟橋に停泊していた。

(RIMPEACE編集部)


エセックスによく似たシルエットの「おおすみ」がエセックスの定位置に停泊 (07.11.16 撮影)


'2007-11-24|HOME|